2019/02/22 11:44

勝稚Katsunori Toriumi

1979年/茨城県出身/アーティスト

 私は子供時代から絵を描くことが好きで、独学で様々な技法による表現を追求し続けると同時に、目には見えない世界への憧れから、古今東西の神秘思想へと傾注していきました。中でも特に古代の叡智と呼ばれるものに深い関心を持っており、その古代の叡智の中にこれからの人類が必要とする人間存在の在り方を示す大いなる道標があると考えます。


古代の叡智とは、脳の取り扱い説明書であり、現代人の忘れてしまった、創造主によって生み出された宇宙創造の物語についての認識、及び生命が本来的に持つ力の感得についての知識体系のことです。私はこれらの叡智から学んだ哲学や体験を現代アートを通じて表現するアーティストであり、同時に宇宙の真理を探求する一人の探求者でもあります。


そして私の探求・表現の動機となっているのは、物心ついたとき最初に思った“人は何処から来て、何処へ行くのだろう”という問いであり、思春期に知った“人間は脳の3%しか使用出来ていない”という大変ショッキングなニュースによります。恐らく、我々人類は驚くほど多くの、そして重大な真実から隔離されているように思います。


最近は量子物理学の発展により、サイエンスとスピリチュアルが地続きであったことが証明される時代になってきましたが、古代の叡智によると、量子物理学とは、より進化した宇宙の文明からすると“未だ発見されていない科学という大木の一つの枝に過ぎない”となんてこったしかし今の時代、人類は量子飛躍的進化を果たす時期に突入しているように感じます。もちろん全ての選択は個人の自由意思によるものであり、一人一宇宙、どんな世界を創造するのも自分次第なのだと思います。


そして私は無限の未知に向かい永遠に旅を続ける一つのスピリットであることを自覚する者にて候