2019/07/11 23:01


先日、大阪とパリで開催される『オアシス2019』というイベントに現代アートの作家として作品を出展させていただきました。
この企画は20年以上続いている催しですが、今年のオアシスは来年の東京オリンピックに向けて、日本の芸術を日本国内のみならず、広くヨーロッパにも紹介するというコンセプトで日本国政府公認の企画となっております。

今回、私が出展させていただいた作品は『龍梅』というタイトルで自分でいうのも...ですが、奇抜なドリッピングテクニックやカラーリングと和の雰囲気を感じるような間の演出、これらの独特な画風がスペイン・フランスからお越しになられた総合監修者の琴線に触れたようで、誠に有難いことに、オアシスのメインスポンサーであります大阪の絵の具メーカー”ホルべイン社”より今企画の出展者155名の中から私1人だけが『ホルべイン賞』なるものを賜ることができました。

これは単なる自慢話ではなくて、155名の出展者の中には各界の先生方も沢山いらっしゃり、その中にあって私などは美大を出たわけでもなく一度もアカデミックに絵を学んだ経歴もなく、独学にてただ表現することが好きで子供のころから落書きばかりしていた名もなき作家がこのような晴れ舞台に於いて賞を賜れたという事実が、現在の日本の芸術の世界も一昔前と変わり学歴や経歴がすべてではなくなってきているという実態を肌で感じることができました。

これからの時代は益々、大きく開かれた可能性の中で十人十色、一人ひとりに備わった個性という独自性を存分に活かし、制限された型に収まることなくのびのびと表現する日本人が沢山現れてくると、日本の文化もまた新しい時代の夜明けを迎えることが出来ると確信しています。

踊るあほうに 見るあほう 
やったもん勝ちということですね!